TOEIC高得点で燃え尽き…次なる英語学習の目標とモチベーションは?

英語を勉強しようと思ったとき、まずはTOEICで高得点を取ることを目標にする人が多いと思います。

では、目標のスコアを達成した後はどのように学習を続けていきますか?

  • 高得点をを取ったことに満足してしまい、勉強のモチベーションが上がらない
  • テスト勉強は得意だけれど、実際の英会話はどうやって勉強すればいいか分からない

といった理由でTOEIC終了後に英語の勉強をやめてしまうのは非常にもったいないです。

この記事では、TOEIC以外の新たな目標の立て方、英語学習を継続するためのモチベーションの保ち方を紹介します。

目次

TOEIC高得点で勉強のモチベーションが下がる理由

TOEICで高得点が取れれば、次はスピーキングなどの実用的な英会話の能力を伸ばしたいと考える人が多いのではないでしょうか。

しかし、「3か月後に800点以上取るぞ!」という具体的な目標が立てられるTOIECと違い、英会話の学習では「ペラペラになりたい」のような曖昧な目標を立ててしまいがちです。

これまで試験や入試があるからこそ勉強を頑張れてきた人にとって、「ペラペラになりたい」という曖昧な目標で自分を律して勉強することは困難です。

また、非ネイティブの私たちがネイティブ同様に「ペラペラ」になることは難しく、いつまでたっても知らない単語、言えないフレーズは出てきます。そのため、「ペラペラ」という高すぎる目標を設定してしまうと、いつまでも目標に近づかず、成長を感じられないためやる気を失ってしまいます。

重要なのは、英会話でも「いつまでに・どの程度」という具体的な目標を立てること、そして試験のように強制的にモチベーションを上げる機会を作ることです。

英会話学習の目標の立て方

目標を立てる際は、数字や明確な基準を用いて現実的な目標を立て、どの程度達成できているか定期的に確認することが重要です。

目標設定時に意識すべきSMART

S…Specific(具体的な)

M…Measurable(測定可能な)

A…Achievable(達成可能な)

R…Related(目標に関連した)

T…Time-bound(時間制約がある)

SMARTを意識して具体的でわかりやすい目標を設定しましょう。

勉強時間を目標にする

「1日1時間勉強する」「週2回オンライン英会話をする」など勉強時間を目標にすることで、短いスパンで達成達成度を振り返ることができます。

まずは目標の英語レベルを決め、そこからから逆算して、1か月に何時間勉強すればそのレベルに到達できるか考えると良いでしょう。

ケンブリッジ英語検定機構によると、語学力指数のCEFRを1レベル上げるのに約200時間の勉強が必要と言われています。

そのため、例えば半年でB1→B2レベルに上げるなら、1か月で33時間、1日あたり約1時間の勉強が必要になります。

CEFR レベル学習時間
C2Proficiency ネイティブ並み1,000~1,200
C1Advanced 上級700~800
B2First 中上級500~600
B1Preliminary 中級350~400
A2Key 初級180~200
90~100Starters/Movers 学習始めたばかり90~100

英会話のテストを受験する

日本で最も一般的なTOEIC Listening & Reading は、リスニングとリーディングのみの試験ですが、スピーキングやライティングを含めた総合的な英語力を測る試験も存在します。

  • TOEFL
  • IELTS
  • TOEIC Speaking & Writing
  • 英検

TOEICのようなテストがないとやる気が出ない…という人は、思い切ってスピーキングありの英語試験に申し込んでしまい、強制的にお尻に火をつけるのも一つの方法です。

「半年後のIELTSで○○点とるぞ」というように、目標スコアを設定して臨んでみてください。

強制的に英語を使用する環境を作る

英語を実際に使用する機会がなければ、勉強のやる気は起きません。

会話の中で自分の言いたいことが伝えられず、悔しい思いをすることが、勉強を頑張るためのモチベーションになります。

英語を使う環境に身を置き、日々英会話を実践することが重要です。

英語でボランティアをする

「住んでいる地域 英語 ボランティア」などで検索すると、英語を使った様々なボランティアが出てきます。

「まだ全然話せないから…」「もう少し話せるようになってからじゃないと…」と心配する必要はありません。

高度な英語力が求められるボランティアもありますが、国際交流・友達作り・体験作りを趣旨としたボランティアであれば、中学レベルの英語で参加できるものもあります。募集要項の基準を満たしていれば、謙遜せずに申し込んでOKです。

自分の興味や都合に合うものを選んで申し込んでみましょう。

  • 観光案内
  • 日本の文化紹介
  • スポーツや音楽イベントのサポート
  • 日本在住外国人支援
  • 合宿型体験キャンプ     など

どこかの団体に所属して定期的に参加することが難しい場合は、単発のボランティアも数多くありますので、まずは1回からでも参加してみましょう。

大事なのは英語を実際に使って、もっと話せるようになりたい!と感じることです。

外国人の友達を作る

外国人の友達を作れば、英語力を高められるだけでなく、異文化に触れ、様々な価値観を学ぶことができます。

外国人と出会うには以下の方法があります。

  • 言語交換アプリ(HelloTalk、Tandemなど)
  • 英会話カフェ
  • 国際交流イベント
  • 外国人が多く集まるバー
  • ゲストハウス  など

言語交換アプリは、「英語を学びたい日本人」と「日本語を学びたい外国人」を結びつけるアプリです。上手く活用すれば勉強仲間を作ることができ、英会話のモチベーションに繋がります。

日本に住む外国人の友達を作り、一緒に遊んだり食事をしたりできれば、コミュニケーションのなかで自然と英会話力を身につけることができます。

英語を使う仕事をする

究極ですが、英会話を伸ばしたいなら仕事で使うのが一番です。英語ができないと仕事になりませんから、必死に勉強するはずです。

「会議で相手が何を言っているか分からない」「来月海外出張だけど話せるか不安。」など、日々の中で焦りや悔しさを感じることになりますので、自然とモチベーションも上がります。

仕事で全く英語を使っていないけれど、英語を話せるようになりたいという人は、英語で仕事をすることも視野に入れて考えてみてください。

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