忙しい社会人はスキマ時間を活用して勉強時間を確保することが欠かせません。

通勤中の車内で英語を勉強したいけど、どうやったら効率的に勉強できるの?
そんな人に向けて、今回は運転中の英語勉強のコツについて解説します。
通勤中の車内での勉強がおすすめな理由
行動を習慣化するためには、同じ時間、同じ状況で行動することが効果的です。「毎日牛乳を飲む」ではなく「毎日お風呂上りに牛乳を飲む」とタイミングを決めることで習慣化しやすくなります。
そのため、「運転中」「通勤中」というタイミングとセットで英語学習を習慣化することで、勉強を継続しやすくなります。
また、運転中はスマホを見ることも寝ることもできず、勉強を邪魔する誘惑が少ない状態ですので、家ではではなかなか勉強できない人も集中して勉強することができます。
もし毎日片道30分の車通勤をしているなら、その時間に英語を勉強すれば1年間で約240時間(往復1時間×240日)も勉強することができます。
運転中に勉強するときのコツ
運転中に英語学習をする場合、静かな図書館や家で勉強するのとは違うため、勉強方法や教材の選び方が重要です。
今回はリスニングとスピーキングについて、運転中に勉強するときのコツをご紹介します。
リスニング
車の中で英語を聞くときは、ある程度意味が理解できる音声を聞くことをおすすめします。
運転中は雑音が多く、ただでさえ難しいリスニングがさらに聞き取りにくくなります。
また、走行中にスクリプトを見たり、単語を調べたりすることはできません。
そのため、以下のようなものがおすすめです。
- 8割以上理解できるレベルのもの
- 英語の後に日本語訳が流れるもの
- 一度聞いたことのある音声の復習
リスニングの勉強では、理解できないものをぼーっと聞き流しても効果は薄いです。
そのため、洋楽や初めて聞く海外の番組など、難易度が高く、細かい内容が聞き取れないものはおすすめしません。
私のおすすめはNHKの「ラジオ英会話」です。
- 比較的ゆっくり、はっきり発音されるため、車内でも聞き取りやすい。
- 英語のダイアログの後に日本語で説明が入るため、意味をしっかりと理解できる。
- 自然な英語表現を学ぶことができる。
- 学んだ表現を使ってアウトプットの練習ができる。
- シャドーイングしやすい。
英語のダイアログ自体は40秒程度と短く、中級レベルです。
ゆっくりめに発音してくれるため、シャドーイングなどの発音練習も一緒に行うとより効果的です。
リアルタイムで聞けなくても、聞き逃し配信サービスで1週間分は聞くことができます。


英語で独り言
英語で独り言は、スピーキング力を鍛える上で非常に効果的な勉強方法です。
英語を話すことに苦手意識がある人は、アウトプットの練習が圧倒的に足りていない場合が多いです。
そのため、運転中に英語で話すことを習慣化し、スピーキングの練習量を増やすことがおすすめです。
例えば「夢」というテーマを選んだら
- 小さい頃の夢は野球選手だったが、現実的ではないので諦めた。
- 最近の夢は結婚して家庭を持つことで、現在婚活中。
- 老後は田舎の一軒家に住み、のんびりと縁側でお茶を飲みたい
など、途中でテーマから逸れてしまっても問題ないので、できる限り膨らませていきましょう。
ポイントはわからない単語やフレーズがあっても諦めず、知っている単語を駆使して何とか表現することです。
だいたいのことは、以下のように中学レベルの単語を使って言い換えることができます。
現実的ではない = difficult, impossible (難しい、不可能)
婚活 = look for my future pertner (将来のパートナーを探す)
縁側= Japanese style terrace (日本様式のテラス)
英会話において「言い換える力」は非常に重要です。
実際の会話では、わからない単語があっても相手を待たせて調べることはできないので、自分の知っている単語のみで即興で表現する力をつけていきましょう。
まとめ
今回は運転中におすすめの勉強として、リスニングと独り言のやり方を紹介しました。
「行きはリスニング、帰りは独り言をやる!」などと決めて習慣化すると良いでしょう。
たったの30分でも塵も積もれば山となります。
ぜひ運転中の学習を毎日継続して、英語力を少しずつでも上げていきましょう。