スピーキング能力を伸ばすのにおすすめな「英語で独り言」。
基本的には日常の出来事や目に映ったものを呟いていくのですが、

いざやってみようとすると何を話せばいいか分からない…。



毎日同じような出来事の繰り返しだとネタが尽きてしまう…。
そんなお悩みはありませんか?
そこでおすすめなのが、1つのテーマを決めて、それについて自分の意見を言う練習をすることです。
独り言で意見を言うメリット
日本人は自分の意見を言うのが苦手と言われます。
特に、英語で意見を述べようとすると「意見を考えること」と「英語を話すこと」の両方に頭を働かせなければならず、日本語以上に意見が出てこなくなります。
そのため、意見を考えながら英語で話すことに慣れる必要があります。
また、意見を述べる時の英語表現を学ぶことで、実際の会議やディスカッションで自信を持って話すことができます。
意見はあるのに英語での言い方が分からず、発言を諦めてしまってはもったいないですからね。
テーマ選びのおすすめツール
ESL discussion
ESL (English as a Second Language) とは「第二言語としての英語」のことです。
「ESL discission」で検索すると、ネイティブではない英語学習者がディスカッションをするためのテーマ・質問が見つかります。
例えばこちらのESL DISCUSSIONS.comというサイトにはA~Zまで709以上のトピックと14,000以上の質問が載っています。
試しに「Country」というトピックを開いてみましょう。
STUDENT A’s QUESTIONS
- What are countries? (国とは何ですか?)
- What country would you love to live in? (どの国に住みたいですか?)
- Would the world be better with more or fewer countries?(国がより多いor少ないと世界は良くなりますか?)
抽象的で答えにくいものから、自分の好みを述べるもの、社会問題などの背景知識を必要とするものまで、様々なタイプの質問があります。
基本的にStudent AとStudent Bに分かれてお互いに質問する形式になっていますが、独り言の場合は一人二役で行えば問題ありません。
このような質問集を活用することで、様々なテーマについて自分の考えを説明する力をつけることができます。
一人で練習するときのポイント
独り言でディスカッションを行う際は、以下のポイントを意識して練習すると効果的です。
実際の会話を想定して場をつなぐ
例えば「国とは何ですか?」のような答えにくい質問の場合、一人で練習していると頭の中でごちゃごちゃと考えてしまい、意見を言うまでに時間がかかってしまいます。



(え、抽象的な質問だな…。急に言われてもわかんないよ。
国家の定義ってなんだっけ、ちょっと調べてみるか。)
しかし、実際の英会話では沈黙のまま相手を待たせるわけにはいきません。
そこで、独り言でも実際に相手が目の前にいると思って、適当な発言で場をつなぎながら考えを整理しましょう。
また、アイデアが出てこなくても、ネットなどで調べる前に必ず自分なりの答えを言うようにしましょう。



うーん、難しい質問ですね。考えたこともありませんでした。ちょっと時間をください。そうですね…、個人的には○○○○だと思います。
一つの質問に対してできるだけ話を膨らませる
意見を言うときは1文で終わらせず、できるだけ理由や背景も含めてたくさん話すようにしましょう。
例えば「どの国に住みたいですか?」という質問に対して「ハワイに住みたいです。」だけではなく、
- 理由:海のそばに住んで毎日マリンスポーツをしたいから。
- 自分の経験:3年前にハワイに旅行して、南国の雰囲気がとても好きになった。
- メリット:1年中温暖な気候で過ごしやすい。
- デメリット:日本より物価が高い。
- 今後:ハワイに移住するならもっとお金を貯めなければならない。
など、できるかぎり話を膨らませましょう。
目安として、1つの質問に対して3文以上で答えることを意識すると良いです。
分からない単語はすぐ調べずに何とか言い換える
分からない単語やフレーズがあってもすぐに調べず、まずは自分の知っている単語で何とか表現してみましょう。
英会話で言葉に詰まらずスムーズに話せるようになりたいなら、「言い換える力」は非常に重要です。
日本語を英語に直訳するのではなく、簡単な英語に言い換えることで、言いたいことを自由に表現することができます。
例えば、「婚活」を英語で言いたい場合は何と言えば良いでしょうか?
「結婚=marry, marrige」などの単語を思い浮かべる人も多いと思いますが、婚活とは「将来のパートナーを探す」ことなので、look for my future pertner などと言うことができます。
このように、一見難しそうに見える内容でも、だいたいは中学レベルの単語を使って表現できます。
独り言ではなるべく自力で言い換え表現を探し、知っている単語で表現する力をつけるよう意識しましょう。
まとめ
今回はESL discissionのトピックを活用した英語で独り言のコツをご紹介しました。
独り言で英会話の練習量を増やしていけば、スピーキング力を着実に伸ばすことができます。
一人で気軽に出来る勉強方法ですので、ぜひコツを意識して取り組んでみてください。

